研究課題/領域番号 |
17K06956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
樫谷 賢士 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 教授 (80535279)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 風洞試験 / 点回折干渉計 / 低レイノルズ数 / 高揚力装置 / 空力特性 / 翼型流れ / 翼型 / 数値シミュレーション / 高分解能 / 低レノルズ数 / 空気力学 / 低レイノルズ数流れ / 衝撃波管 / 可視化 |
研究成果の概要 |
本研究では,近年火星探査無人機において重要となっている,低レイノルズ数高亜音速翼型流れについて,再回帰型点回折干渉計を構築し流れ場特性を明らかにした.実験には試験気体の変更が容易な無隔膜衝撃波管を用いた.その結果,本光学系により低レイノルズ数高亜音速流れの定量計測が可能となった.また,CO2と空気の異なる試験気体による実験では,翼型が同じでも臨界マッハ数の影響により流れ場の違いが明らかになるなど,新たな知見を得た. このように,本実験で提案するPDI光学系は低レイノルズ数高亜音速流れの可視化および定量計測に有用であり,得られた結果は翼型の基礎的データベースに寄与できたものと思われる
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低レイノルズ数,高亜音速における翼型流れの可視化や翼面圧力の測定は,近年の火星探査無人機の開発と関係し国内外において積極的に取り組まれている.しかし,火星大気は地球とは異なり,その主成分がCO2であること,また,大気密度が地球の100分の1と極めて低いことが知られ,従来の測定法では得られるデータ精度に限界がある.そこで,本研究では,シュリーレン光学系を流用し低レイノルズ数でも流れの可視化と翼面圧力測定が可能な再回帰型の点回折干渉計を開発し,低レイノルズ数,高亜音速翼型流れの空力特性の解明をここり見た.これにより,火星環境下における翼型の空力特性の基礎的データベースに寄与できたものと思われる.
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