研究課題/領域番号 |
17K06983
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
谷 篤史 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (10335333)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | メタンハイドレート / 非在来型天然ガス / 放射線 / 被曝線量 / シミュレーション / 自然放射線 / 線量評価 / 天然ガス / 海洋資源 |
研究成果の概要 |
天然ガスハイドレートの成長モデルを仮定し,試料内部の被曝線量を評価するプログラムを開発した.天然のメタンハイドレートは,その周囲にある堆積物から自然放射線を受ける.自然放射線によって試料を透過できる距離に大きな違いがあるため,生成してから採取されるまでに受けた総被曝線量は試料の位置や成長モデルによって大きく変わること,成長初期,中期,後期の少なくとも3点を選び年代推定を行うことで,天然ガスハイドレートの成長モデルの推定が可能になることを明らかにした.また,天然ガスハイドレート試料から年代推定に用いることのできる試料破片を採取する装置の開発を継続し,取りだした試料の評価法についても改善を行った.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自然放射線環境からの被曝線量シミュレーションから,未分解で結晶性の良いメタンハイドレート試料を成長方向に複数個に分割して分析を進めることで,メタンハイドレートの成長モデルを制約することができることを示した.メタンハイドレートの生成史を考慮することで,時間とともにメタンハイドレートが変化することを考慮した資源量評価への道筋をつけることができた.
|