研究課題/領域番号 |
17K07013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
前山 拓哉 北里大学, 理学部, 助教 (70612125)
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研究分担者 |
余語 克紀 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (30424823)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 蛍光ゲル線量計 / ゲル線量計 / ナノクレイ / 蛍光 / 放射線化学 / 3次元線量計 / 放射線治療 / 三次元線量分布 / 化学線量計 / 蛍光プローブ / 水溶液線量計 / イオンビーム / 放射線 |
研究成果の概要 |
放射線化学分野では化学線量計の開発が主要テーマの一つである。特に、水溶液線量計をゲル化することにより得られる線量計は放射線治療への利用に向けて研究が進められている。 ゲル線量計は水を主成分としており、生体等価材料中での3次元線量分布評価は、放射線治療時に計画される複雑な線量分布の検証手法として有用となる。一般に、照射後のゲルゲル線量計はMRIや光CTなどによって3次元情報の読み取りが行われる。本研究では新たに、蛍光法を用いて読み取ることができる蛍光ゲル線量計の開発に成功した。蛍光法は吸光度法に比べ、原理的に1000倍の高い感度での評価が可能であり、高感度な測定が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療の高精度化に伴い、複雑な線量分布を一回の照射で測定できる線量計の開発が求められている。本研究では、これまでにない新しい原理にもとづくゲル線量計の開発に成功した。すなわち、ナノクレイ添加蛍光ゲル線量計である。蛍光法は吸光度法に比べ、原理的に1000倍の高い感度での評価が可能であり、本研究成果によって、今後さらなる化学線量測定法の発展が期待される。
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