研究課題/領域番号 |
17K07025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エネルギー学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
小野寺 英輝 岩手大学, 理工学部, 准教授 (50233599)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 大型風車 / 振動 / 空振 / アノイアンス / 騒音 / 土質 / 音響インピーダンス / 風車 / 地盤振動 / 低周波音 / 風力発電 / 低周波振動 / 地盤 |
研究成果の概要 |
大型風車の運転に伴って発生する地盤振動の伝播の様相に関して調べた.第一番目に行ったのは,振動の距離による変化をFFTによる振動の周波数分析から明らかにし,その風車の立地する土質がその原因ではないかという仮説を得た. 次に,風車公害の進行の挙がっている地域で計測を実施し,付近住民の体感に関して,解的的に説明を試みた. 一連の研究成果として,風車のアノイアンス問題は,空振に加えて地盤振動面からも解析を進めるべきではないかという示唆を得ることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで考慮されてこなかった,大型風車に起因する地盤振動が,昨今顕在化してきた風車周辺住民への健康被害の要因の一つではないかという事実を指摘している. 例えば,冬季は地盤が締まり,振動の減衰が少なく,夏・晴天時のアノイアンスが少ないことの説明,また,水田においてアノイアンスが十分に小さくなることに関しては,水と地盤の特性速度の差を表す音響インピーダンスの値が含水率とともに非線形に変化することによるのではないかということが示された. このことは,今後の風車アノイアンス低減の一つの要素に関しての特性把握の基礎的知識となる.
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