研究課題/領域番号 |
17K07065
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
池田 弘子 星薬科大学, 薬学部, 教授 (70297844)
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研究分担者 |
米持 奈央美 星薬科大学, 薬学部, 助手 (50779824)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 血糖調節 / ドパミン受容体 / 自律神経 / 糖尿病 / インスリン / グルカゴン / 視床下部 / ドパミン神経 / 中枢 / 肝糖産生 |
研究成果の概要 |
本研究では、中枢神経による血糖調節機構を解明する一環で、中枢のドパミン神経による血糖調節機構について研究した。その結果、中枢のドパミンD2受容体は自律神経を介して肝糖産生を亢進し、血糖値を上昇させることが明らかになった。また、1型糖尿病ではこの作用が減弱することが示された。以上の結果より、中枢神経は血糖調節において重要な役割を果たすことや、糖尿病時にその調節機構が変化することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病は、慢性的な高血糖状態により様々な合併症をひき起こすことから、その治療において血糖値を正常に保つことが重要である。糖尿病治療には様々な薬が用いられるが、その効果は十分ではなく、さらなる血糖調節機構の解明が必要である。本研究では新たな血糖調節機構として中枢神経に着目し、中枢のドパミン神経が血糖値を調節することを明らかにした。糖尿病の有病者数は多く、その改善が急務であることから、血糖調節機構の解明は新たな治療戦略に繋がり、社会的意義は高いと考える。
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