研究課題/領域番号 |
17K07069
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
藤川 顕寛 基礎生物学研究所, 神経生理学研究室, 特別訪問研究員 (50414016)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | チロシンホスファターゼ / 覚せい剤 / 海馬 / 記憶 / 学習 / 脳神経 / ドーパミン神経 / チロシンリン酸化 / ドーパミントランスポータ / ドーパミントランスポーター / 依存 / 阻害化合物 / 神経科学 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
海馬依存性学習や覚せい剤依存形成に関わる受容体型チロシンホスファターゼのPTPRZシグナルの解明を目的とした。新たに作出されたホスファターゼ不活性型変異ノックインマウス(Ptprz-CS)および、恒常的活性型変異ノックインマウス(Ptprz-ΔD2; ホスファターゼ活性の制御ドメインD2を欠く)を解析した結果、PTPRZのPTP活性は、海馬依存性学習にはほとんど関与せず、覚せい剤応答性を増強していることが判明した。さらに、これまで不明であったPTPRZの活性制御の分子基盤を解明し、その生理的意義についても動物個体レベルで実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海馬依存の恐怖文脈条件付け学習や覚せい剤依存形成に関わるPTPRZシグナルを解明することで、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や薬物依存に関わる分子基盤の理解を進め、その治療に向けた新しい創薬戦略の創出に貢献する意義を有する。
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