研究課題/領域番号 |
17K07083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
林 謙介 上智大学, 理工学部, 教授 (50218567)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 脳の発達 / 神経細胞 / 樹状突起 / 微小管 / 中心体 / 物質輸送 / ニューロン / 細胞・組織 / 脳・神経 / 発生・分化 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
神経細胞のアンテナである樹状突起が成長して張り巡らされるためには微小管が数を増さなくてはならない。神経細胞の中心体は微小管形成の能力を失っており、どこで微小管が作られるのかが不明であった。本研究では、神経細胞では微小管が細胞質で核形成されることを明らかにした。さらに、神経細胞の細胞質の微小管形成を活性化するタンパク質として、CDK5RAP2の神経特異的選択的スプライスアイソフォームを発見した。このアイソフォームを発現させた細胞では細胞質で微小管形成が誘導された。これらの結果は、CDK5RAP2の選択的スプライシングが、発達中の神経細胞における微小管の増加に関与していることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳の発達に必要な、神経細胞の樹状突起の成長をコントロールする新しい仕組みが明らかになった。この仕組みを応用して、脳の機能発達に介入するあたらしい技術の開発への道を開いた。
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