研究課題/領域番号 |
17K07094
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 美佳子 名古屋大学, 医学系研究科, 特任講師 (60444402)
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研究分担者 |
大河原 美静 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (80589606)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 先天性筋無力症候群 / GFPT1 / iPS / 先天性筋無力症行群 / 神経筋接合部 / 細胞・組織 / 神経科学 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
先天性筋無力症候群(CMS) の原因分子の一つに、タンパクや脂質の糖化酵素であるGFPT1の変異があり、肢帯型の筋力低下が特徴である。骨格筋ではGFPT1-L isoformが形成され、酵素活性が減少する。本研究ではGFPT1-L の骨格筋での役割を明らかにするため、モデルマウスGfpt1-L-/-を作製し、表現型解析を行った。 また、CMS患者においてGFPT1 c.722^723insG変異を同定し、同変異のモデルマウスを作製したところ、運動機能の低下、グリコシル化タンパク質の量の減少、AChRクラスターの断片化、筋萎縮、筋線維間腔の増加など、患者と似た表現型を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先天性筋無力症候群は指定難病の対象となっており、全身の筋力低下, 易疲労性を呈し,生後 1 年以内に発症することが多い稀な疾患である。神経筋接合部を構成する遺伝子検査を実施し、変異が発見された場合は、CMSの原因となりうる変異かどうかを精査する必要がある。本研究では先天性筋無力症候群患者において、GFPT1内に複合ヘテロ変異を同定した。GFPT1の神経筋接合部での機能は不明な点が多く、GFPT1の骨格筋でのisoformについて調査した。また、患者変異を保有するマウスを作成し、病態の詳細な解析を行った。今後、治療薬のスクリーニング、治療法の開発へ応用できると期待している。
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