研究課題/領域番号 |
17K07103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
細井 延武 群馬大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (90543570)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 小脳 / baclofen / GABAb受容体 / 活動依存的 / 脊髄小脳失調症 / プルキンエ細胞 / GABAb受容体 / リハビリ |
研究成果の概要 |
本研究では、小脳の機能異常により運動失調を生じる遺伝性の脊髄小脳失調症(SCA)に焦点を当て、低濃度baclofenを経口投与すると活動依存的に運動機能が改善するメカニズムを調べることを目的とした。そのために、マウスを用いて小脳の神経細胞を活動依存的にラベリングして実験を行う新しい手法を検討したが、ばらつきが多く、ラベリングの効率も低くて実験を行うことが困難であることが判明した。また、SCA3モデルマウスを用いて低濃度baclofenの小脳への作用を検討し、小脳以外での作用が運動機能の改善に関与する可能性を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脊髄小脳失調症(SCA)は、治療法として対症療法しかない難病指定の希少疾患であるため、SCAの治療法に関する研究は大きな社会的意義がある。小脳神経細胞を活動依存的にラベリングする新しい手法の適用はうまくいかなかったものの、SCA3モデルマウスでは、低濃度バクロフェンの作用が小脳以外のところで作用して運動機能の改善に関与する可能性を得られたことは、学術的にも意義があると思われる。
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