研究課題/領域番号 |
17K07133
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
平手 良和 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 講師 (70342839)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マウス / 子宮内膜 / TRECK法 / ジフテリア毒素 / 細胞移植 / in vivo エレクトロポレーション / 遺伝子導入 / 細胞置換 / 子宮内膜上皮細胞 / 幹細胞 / 脱細胞化組織 / CRISPR/Cas9 / 着床 / 実験動物学 / 遺伝学 / 疾患モデル |
研究成果の概要 |
哺乳類発生において着床は不可欠なイベントである。胚の着床は子宮が受容期のときにのみ起こるが、受容期への移行を制御している分子機構についてはまだ不明な点が多い。本研究課題では、着床機序の解析ツールとして子宮内膜上皮in vivo再生システムの確立を目指した。その結果、TRECK法による子宮内膜上皮の細胞死誘導と細胞移植の組み合せにより、上皮の一部を置換再生するシステムを確立した。また、子宮内膜上皮へのin vivoエレクトロポレーションによる直接遺伝子導入に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果である子宮上皮再生システムとin vivoエレクトロポレーションを活用することで、これまで解析手段がなかったために機能解明が進んでいなかった遺伝子の解析を進めることができ、着床の分子基盤の包括的理解を大きく前進させることができる。不妊治療として実施される体外受精(IVF)において、着床の失敗は治療が不成功に終わる原因の3分の1を占めており、この原因としてIVF後の胚移植のタイミングと子宮の受容期に入るタイミングとのズレが考えられている。子宮の胚受容についての理解が進み、子宮の受け入れ態勢をコントロールできるようになれば、不妊治療の成績の向上につながることが期待される。
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