研究課題/領域番号 |
17K07147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
伊達木 穣 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 生化学, 助教 (00415879)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 遺伝子導入手法 / 遺伝子導入 / 磁界 / 遺伝子発現操作 |
研究成果の概要 |
本研究は磁場を利用し局所的な遺伝子導入効率の制御を行う手法を確立することを目的として実施した。検証の結果、1.5 mTの一様磁界が培養細胞内の活性酸素レベルを一過性に低下させることを見出した。また、活性酸素により機能が抑制される遺伝子導入担体を用いた遺伝子導入実験に際し1.5 mTの一様磁界を作用させたところ遺伝子の導入効率が増強されることを見出した。培養容器内で局所的に磁界を強めることで培養細胞への遺伝子導入効率を局所的に増強させることにも成功している。動物体内での遺伝子導入効率の増強についても検証を行い、磁界の作用により遺伝子導入効率が増強されることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物体内への遺伝子の導入手法にはウィルスベクターや非ウィルス性のカチオン性高分子等が広く利用されており臓器によっては高効率での導入が可能である。非ウィルス性のカチオン性高分子等による遺伝子導入に関しては、その効率を光により制御し任意の部位への遺伝子導入効率の増強、抑制が可能なケースも報告されている。これら光による遺伝子導入効率の制御に関しては有用性が認められるものの、生体組織深部への光の作用は限定的であり依然として技術的な困難を伴う。本研究は生体深部に対しても比較的容易に作用する磁場を利用し局所的な遺伝子導入効率の制御を行う手法を確立する目的で実施した。
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