研究課題/領域番号 |
17K07148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 |
研究代表者 |
設楽 浩志 公益財団法人東京都医学総合研究所, 基盤技術研究センター, 室長 (90321885)
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研究分担者 |
米川 博通 公益財団法人東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 研究員 (30142110)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ミトコンドリアDNA / 異質性 / マウス / 初期発生 |
研究成果の概要 |
異質性状態にあるミトコンドリアDNA(mtDNA)の遺伝様式を解明するため、塩基配列の違いが比較的少ない2種のmtDNAを有する新規異質性mtDNAマウスモデルを樹立した。本系統を用いた解析の結果、異質性mtDNAが子孫に伝達する際には個体間でその割合に違いが生じることが示された。また卵母細胞間においても異質性mtDNA割合に一定の差が生じていることが認められた。ミトコンドリア機能に関わる核遺伝子が異質性mtDNA分離・遺伝に与える効果を解析するため核遺伝子機能改変マウス系統を樹立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
哺乳類においてmtDNA上に変異が生じた場合には、野生型と変異型の少なくとも2種類のmtDNA分子種が生体に存在する状態(異質性)となる。本研究はこうした異質性状態にあるmtDNAがどのように子孫に伝えられていくのかとした問題に取り組むもので、基礎遺伝学分野に貢献すると考えられる。また変異型mtDNAが関与すると考えられており治療法の確立が困難とされているミトコンドリア病に対する治療方法への応用の可能性が考えられる。
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