研究課題/領域番号 |
17K07163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
原 明 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10242728)
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研究分担者 |
富田 弘之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (50509510)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大腸癌 / 癌 |
研究成果の概要 |
大腸の鋸歯状病変は、その形態により、過形成性ポリープ(HPs)、鋸歯状腺腫・ポリープ(SSA/Ps)、伝統的鋸歯状腺腫(TSAs)に分類されている。しかし、鋸歯状病変の組織学的形態や分子的変化は未だに不明である。我々は、これらの病変で、Ki67、p16INK4a、WNT5Aの免疫組織化学を行った。この結果から、SSA/Psでは、HPが分岐しているのは、老化細胞や増殖細胞が増加してパッチ状に分布し、間質細胞や炎症性細胞が増加して誤分布しているためであると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
右側大腸癌の一群は、ノコギリ状形態をとる鋸歯状腺腫/ポリープ(SSA/P)→から大腸癌へと進展する特殊な“Serrated Pathway”と組織形態学的に定義され、その形態の複雑さゆえ、分子生物学的因子との接点の解析が不十分である。本研究では、この接点をヒト病理組織標本解析と遺伝子改変マウス解析の両面から明らかとし、特異的な治療を行う高精度医療への足がかりとすることができた。
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