研究課題/領域番号 |
17K07183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 岡山大学 (2019) 関西医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
丸山 正人 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (00399445)
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研究分担者 |
中野 洋輔 関西医科大学, 医学部, 助教 (40776530)
岩田 亮一 関西医科大学, 医学部, 講師 (60580446)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | がん幹細胞 / グリオーマ / MSMP / microseminoprotein / Crispr/Cas9 / グリオーマ癌幹細胞 / 分泌タンパク質 / 腫瘍微小環境 |
研究成果の概要 |
本研究では、我々がこれまで独自に見出したグリオーマがん幹細胞に発現する新規バイオマーカー (MSMP, PC3-secreted microseminoprotein) の発現解析を行い、グリオーマ患者に由来するがん幹細胞株や腫瘍組織において発現することを明らかにした。このことは、がん幹細胞において発現するMSMPが、血液中の単球を遊走させ、腫瘍微小環境の形成に寄与することで、腫瘍形成を促進していることを示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、腫瘍組織内にごく少数存在するがん幹細胞が、治療抵抗性を有し、がんの再発・転移に関連することが示唆されており、がん幹細胞を標的とした新規治療法の開発が期待されている。我々は、これまでに、グリオーマがん幹細胞に発現する治療標的分子を探索した結果、PC3-secreted microprotein (MSMP)が、高発現していることを明らかにした。本研究では、MSMPがグリオーマ患者由来がん幹細胞株やグリオーマ患者の腫瘍組織においても発現が見られたことから、がん幹細胞に発現するMSMPが、血管内の単球を遊走させ、腫瘍微小環境の形成に寄与することで、腫瘍形成を促進させていることが考えられた。
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