研究課題/領域番号 |
17K07213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
岩井 美和子 東京大学, 医科学研究所, 技術専門員 (50396884)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 遺伝子治療 / ウイルス療法 / 抗腫瘍免疫 / 単純ヘルペスウイルスI型 |
研究成果の概要 |
G47Δは、正常細胞では複製できず、がん細胞のみを破壊する、強力な抗腫瘍効果と高い安全性を併せ持つがん治療用ウイルスであり、2021年に膠芽腫に対する日本初のウイルス療法薬として製造販売承認された。G47Δは様々ながん腫に対して有効であり、既存の治療に抵抗性を示すような難治性がんに対する新規治療法として適応拡大に向けて開発が進められている。 ウイルス療法においては感染したがん細胞に対して特異的な抗腫瘍免疫を惹起できるため、がんワクチンとしての効果をも併せ持つ。そこで、本研究ではG47Δを基本骨格として抗腫瘍免疫惹起能を更に増強させるようなウイルスを作製し、ウイルス療法の治療効果の増強を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実用的なウイルス療法の開発にはがん細胞に対する強い抗腫瘍効果と同時に正常組織を傷害しないという安全性が重要になる。本研究は、既に治療薬として確立している第三世代 HSV-1 である G47Δ を基盤にしたものであり、安全性を担保し、かつ抗腫瘍免疫活性能を増強して治療効果を増強することで、臨床応用を視野に入れた様々な難治性がんへの適応拡大につながる。
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