研究課題/領域番号 |
17K07227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
岡部 聖一 東京医科大学, 医学部, 講師 (40366109)
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研究分担者 |
片桐 誠一朗 東京医科大学, 医学部, 助教 (50532298)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 分子標的 / 分子標的治療 / 白血病幹細胞 / 癌 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
慢性骨髄性白血病(CML: chronic myeloid leukemia)は、多能性造血幹細胞の異常によって発症する、骨髄増殖性腫瘍である。Ph陽性白血病の予後は、ABL阻害薬の登場により劇的に改善した。しかし、ABL阻害薬の中止により、再発する症例が存在する。この原因として、ABL阻害薬に耐性の白血病幹細胞の存在が考えられている。 他のがん細胞などで、グルタミン酸の受容体の発現の亢進が報告されている。本研究では、Ph陽性白血病由来iPS細胞を作成し、グルタミン酸受容体の発現が亢進していた。またABL阻害薬の耐性細胞を樹立しており、個々の耐性細胞に対して、マイクロアレイによる解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性骨髄性白血病の予後は、ABL阻害薬の登場により劇的に改善した。しかし、分子遺伝学的完全寛解に入った症例でも、薬剤の中止により、再発する症例が多数存在する。この原因として、ABL阻害薬に耐性の白血病幹細胞が骨髄内で残存し、ABL阻害薬治療中止後、白血病細胞を供給することがその原因と考えられている。本研究 では、Ph陽性白血病由来iPS細胞を作成した。このiPS細胞は正常細胞と比較して、グルタミン酸受容体の発現が著明に亢進していることを確認した。またABL阻害薬(イマチニブ、ニロチニブ、ダサチニブ、ポナチニブ)の耐性細胞を樹立しており、個々の耐性細胞に対して、マイクロアレイによる解析を行った。
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