研究課題/領域番号 |
17K07232
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
多田 誠一 国立研究開発法人理化学研究所, 創発物性科学研究センター, 研究員 (30598165)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 細胞膜透過ペプチド / cDNAディスプレイ / in vitro セレクション / RNAi / 細胞内導入 / 進化分子工学 / 遺伝子発現抑制 / shRNA / in vitroセレクション / siRNA / 膜透過ペプチド |
研究成果の概要 |
本研究では、核酸医薬として有用なRNAi分子の細胞内導入に有用な細胞膜透過ペプチド(CPP)を進化分子工学の手法によって選別する手法を構築することを目的として検討を行った。cDNAディスプレイの手法によってmRNAとペプチド鎖を結合させる際に、mRNAの5’末端側にshRNA配列を導入することで、複合体の細胞内移行とshRNAの遺伝子発現抑制能の両面での選別を行うことが可能になる。本研究ではshRNA連結cDNAディスプレイ複合体の生成法を確立し、細胞内移行に伴う遺伝子発現抑制効果も確認したが、培養細胞を用いたCPP選別には複合体選別の収量増加などのさらなる検討が必要であることが確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の検討により、cDNAディスプレイによるペプチド選別の際に、複合体に様々な修飾を施す余地があることが確認された。今回は細胞内移行と遺伝子発現抑制に焦点を当てて検討を進めたが、今後の検討によってはcDNAディスプレイ複合体に他の低分子化合物や機能性タンパク質を連結することで、従来選別されていた特定の標的を認識するペプチドの選別のみならず、標的検出や薬物送達・薬効の高低に基づいたペプチド選別を実施する可能性が示唆される。
|