研究課題/領域番号 |
17K07234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター) |
研究代表者 |
喜納 宏昭 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 主幹研究員 (70283067)
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研究分担者 |
劉 学瑩 公益財団法人川崎市産業振興財団(ナノ医療イノベーションセンター), ナノ医療イノベーションセンター, 研究員 (30777470)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | がん幹細胞 / 難治癌 / ナノ治療薬 / K252a ミセル / 膵臓がん / スタウロスポリン / エピルビシン / ミセル / MDR-1 / 癌幹細胞阻害剤 / ナノミセル / ナノバイオ / 癌 |
研究成果の概要 |
私達は、治療法のない悪性中皮腫、膵臓がんなどの難治癌に対する治療を目指している。再発の原因になるがん幹細胞を特定し、癌幹細胞阻害剤(スタウロスポリン(STS))をスクリーニングにより、見出し、その阻害剤をカプセル化することによって、がんの完治を目指したナノ治療薬の開発に成功している。本プロジェクトでは、STSよりも安全性の高い阻害剤をカプセル化することによって、より安全性の高いナノ治療薬の開発に成功した。この新規抗がん剤内包ナノ治療薬は、薬剤耐性を有する膵臓がん(BxPC3F3)モデルに対して高い有効性を示すことを確認し、今後の展開が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新しいナノ治療薬の創生は、治療法のない難治癌に対して治療効果をあげ、副作用を下げることによってより、侵襲性の少ないがんの治療薬を生み出すことができる。また、抗がん剤治療の再発の原因となるがん幹細胞および抗がん剤耐性のがんに対する治療は、重要な課題となっている。本研究では、侵襲性のすくない、がん幹細胞に対するナノ治療薬を創生し、臨床展開することによって、がん患者さんへナノ治療薬を提供できる。
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