研究課題/領域番号 |
17K07254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ゲノム医科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山田 亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (50301106)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | オミックス / 解析手法 / ベイズ / MCMC / ゲノム / MCMC / オミクス / ベイズ推定 / 情報幾何 |
研究成果の概要 |
申請者の過去の研究フィールドを中心に、複数のデータセットをベイズ手法により統合解析することに適当な例を選び、シミュレーションデータ作成とMCMCベイズ法との両方のプログラム実装を進め、学会発表に至ったが、われわれの構想とほぼ同じ枠組みの研究が海外研究者により論文発表された。これを受け、オミックスデータの定義を拡張し、特に、統計解析の枠組みに乗りにくい表現型である、形態学的情報と3次元移動・軌跡情報とを標的とし、確率微分方程式を立て、遊走細胞の3次元形態情報とその3次元空間移動情報とを、モデルに定めたパラメタの値の事後分布として特徴づけするMCMCベイズ手法の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海外他研究者による先行発表により、当初計画を変更して取り組むことを余儀なくされたが、オミックスデータの定義を拡張し、特に、統計解析の枠組みに乗りにくい表現型である、形態学的情報と3次元移動・軌跡情報とを標的として、MCMCベイズ手法の開発に成功した。このようにして抽出した1細胞の形・動きの特徴量は、いわゆる1細胞情報(とさらに統合するのが容易な状態になっている。その基本的手法の枠組みを維持しつつ、標的に軌道修正を加えることにより、かえって、オミックス研究領域における解析の難しい表現型の解析基盤を整えることに寄与することとなり、有意義なものとなった。
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