研究課題/領域番号 |
17K07271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物資源保全学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西川 完途 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (10335292)
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研究分担者 |
島野 智之 法政大学, 自然科学センター, 教授 (70355337)
蛭田 眞平 独立行政法人国立科学博物館, 分子生物多様性研究資料センター, 特定非常勤研究員 (80624642)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | イモリ / ミズダニ / 共進化 / アジア / 分子系統 / 種分化 / 分類学 / 東アジア / 共種分化 / 生物地理 / 系統分類 / 分子系統解析 / ミトコンドリアDNA / 核DNA / 系統分類学 / 生物地理学 |
研究成果の概要 |
宿主-寄生者の関係にある東アジアのミズダニとイモリの種多様性について研究を大きく進めることができた。成果の一部は2編の論文として国際誌に出版した。まずはミズダニに関して3種を新種として記載した。宿主のイモリに関しては、属レベルでの分類の変更などがあり、かつミズダニの採取されたイモリは証拠標本として残っていないことから、宿主の種の分類学的位置について疑問が残されていた。そこで分類学的変更を整理した論文を出版した。ミズダニとイモリの分子系統関係の比較については、すでにリボソームと核遺伝子座の塩基配列情報を十分に得ており、信頼に足る系統関係の構築に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水陸環境を利用するイモリとミズダニという宿主寄生者系が創出する種多様性の解明が進んだことは、これまで調査の進んでいなかった水辺環境での種多様性の解明や、物質循環を担う系の実態を明らかにしたという点で学術的な意義は大きい。また、イモリの仲間には現地および国際的にも保護されている種も多く、本研究の分類学的な成果は保全行政上も重要なもので、社会的意義も大きい。
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