研究課題/領域番号 |
17K07278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
島 弘季 東北大学, 医学系研究科, 助手 (00448268)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | RNA / S-アデノシルメチオニン / N6-メチルアデノシン / 転写後調節 / RNA安定性 / RNA結合タンパク質 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
哺乳類細胞のS-アデノシルメチオニン(SAM)合成酵素であるMAT2AのmRNAは、細胞内SAM量に応じて3' 非翻訳領域(3' UTR)に存在するヘアピン構造中の特定のアデノシン部位がN6-メチル化修飾(m6A)されることで、安定性が変動する。本研究では、MAT2A mRNAの3' UTRと相互作用するRNA結合タンパク質を探索した。このとき、細胞内SAM量を変動させたときに結合が変動するもの、あるいは野生型3'UTRとメチル化部位変異型3'UTRの間で差異のあものに注目することで、MAT2A mRNA安定性制御に関与する因子を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
mRNAの転写後調節は、遺伝子発現制御の主要な仕組みの一つである。m6A修飾はmRNAに見られる修飾のうち最も多いものであり、これによるRNA制御の分子メカニズムは近年の注目を集めている。本研究の結果はMAT2A mRNAを対象としてとりあげ、m6AによるRNA制御のメカニズムの理解に資するものであるとともに、m6A 制御や細胞内SAM 量調節の異常を原因とする疾患の研究のための基礎的な情報としても貢献できる可能性もある。
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