研究課題/領域番号 |
17K07283
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
谷口 一郎 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 助教 (00467432)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | HIV-1 / RNA核外輸送 / RNAスプライシング / RNA輸送 / RNA / RNP |
研究成果の概要 |
レトロウイルスに属するヒト免疫不全ウイルス1 型(HIV-1)の遺伝子発現では細胞の機構に加えて、ふたつのウイルスタンパク質、転写伸長因子TatとRNA核外輸送因子Revが必要である。申請者はTatとRevがウイルスRNA の共通の領域に結合することを見出した。また、HIV-1のモデルRNAを用いた試験管内反応系において、RNAスプライシング反応をTatは促進し、Revは阻害することを発見した。TatとRevはスプライシング反応の進行を切り替えることにより、HIV-1の遺伝子発現を制御していることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HIV-1タンパク質のTatとRevに焦点を絞った本研究で、TatとRevが連携することによるウイルス遺伝子発現の制御機構を明らかにしつつある。ウイルスタンパク質どうしによる連携はほとんど知られていない。本研究成果は、他のウイルスの増殖機構解明につながる。また、ウイルスタンパク質どうしの連携を標的とした抗ウイルス薬剤開発が期待される。
|