研究課題/領域番号 |
17K07293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
浜田 京子 基礎生物学研究所, クロマチン制御研究部門, 特別協力研究員 (90450410)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | クロマチン / RNA / 遺伝子発現制御 / ヘテロクロマチン / 転写抑制 / エピジェネティックス |
研究成果の概要 |
近年の研究でRNA結合が様々なクロマチン因子の局在や機能を制御することがわかってきた。本研究では、HUSH complexと呼ばれる新規の転写抑制複合体の構成因子の一つであるMPP8とRNAの物理的・機能的相互作用について検証した。その結果、MPP8がRNA結合能を有し、細胞内では一部のZNF遺伝子座からの転写産物に結合することがわかった。また、MPP8-ZNF RNA間の相互作用とZNF RNAの核内滞留に比較的強い相関があることから、MPP8もしくはHUSH complexが一部のZNF遺伝子の転写後制御に関与していることが示唆された。よって、MPP8の新規機能の可能性を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、一部の標的遺伝子に対するMPP8もしくはHUSH complexの転写後遺伝子発現制御機能という新規機能を示唆することができた。よって、エピジェネティクス関連分野において新たな知見を生み出すことができた。また、MPP8やHUSH complexはがんや神経変性疾患、感染症との関連が示されていることから、これらの因子の新たな機能が明らかになる事で上記疾患に対する創薬シード探索や創薬研究に貢献できると考えている。
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