研究課題/領域番号 |
17K07301
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
若松 馨 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (40222426)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 凝集 / アミロイド / オスモライト / NMR / スピノフィリン / α2A-AR / 細胞内第三ループ / 複合体形成 / α2Aアドレナリンレセプター / HSQC / titration / 脳神経疾患 / 生体分子 / 蛋白質 / 生物物理 / 構造生物学 |
研究成果の概要 |
プルダウンとNMRによる解析でスピノフィリン(SPL)とα2アドレナリンレセプター(ADR)分子中の相互作用部位を決定した(SPLは74残基,ADRは19残基).ADRペプチドはアミロイドを形成する傾向が強かったが,濃縮や滴定中にタグを付けたADRを用い,オスモライトを添加することで,アミロイド化を防止することができた.15NラベルしたSPLをADRで滴定しHSQCスペクトルの記録に成功した.小さいが有意なシグナル変化が観測されたことから,SPLの主鎖に大きな構造変化が起きていないことが分かった.本研究で開発した方法はアミロイドを形成しやすいタンパク質の解析に広く応用可能であると期待される.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガンや精神疾患に関与するタンパク質は他のタンパク質と相互作用することでその機能を発揮することが多い,そこでタンパク質どうしの相互作用を解析することは医学的・薬学的に重要であるが,相互作用する2種のタンパク質を混合した時に凝集したり,アミロイドを形成してしまい,相互作用を解析できないことがしばしば起こる.本研究で開発した方法はこのような問題を回避できるので,創薬の基礎的研究を推進すると期待される.
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