研究課題/領域番号 |
17K07340
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
生沼 泉 兵庫県立大学, 生命理学研究科, 教授 (40452297)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 軸索 / 低分子量G蛋白質 / 細胞骨格 / ゲノム編集 / 軸索ガイダンス / 樹状突起 / スパイン / actin / R-Ras / axon / guidance / small GTPase / electroporation / 神経細胞 / 軸索分枝 / R-Rasサブファミリー / M-Ras / TC21 / シグナル伝達 / 低分子量Gタンパク質 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
本研究では、2つのプロジェクトを目的として挑んだ。1つは、R-Rasサブファミリーのうち、TC21の神経細胞における形態制御、特に、樹状突起スパインの形成に関するシグナル経路の解明である。もう1つは、神経細胞内の内在性の蛋白質局在を明らかにすべく、ゲノム編集法で分化後神経細胞内の蛋白質のラベリングを行い、可視化するという技法の開発を目的に取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
われわれの最終目標は、損傷を受けた中枢神経細胞から再び神経繊維伸長させ、機能的神経回路を再構築することである。近年、損傷した脳神経組織に幹細胞から作出した神経細胞を移植するというアプローチからの再生医療研究が精力的に進められている。しかしながら、最近の知見で、神経損傷時に一部の神経細胞は一定期間生存を維持していることが明らかになってきている。従って、移植に依らずとも、神経細胞に備わっている内在性の神経伸長能力を賦活化させることで、損傷神経細胞が新たな神経回路を構築することができ、機能回復につながる可能性があると考え、損傷神経細胞に対する遺伝子置換操作による神経再生を目指し、研究に挑んだ。
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