研究課題/領域番号 |
17K07352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
杉浦 信夫 愛知医科大学, 分子医科学研究所, 客員研究員 (90454420)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コンドロイチン硫酸 / プロテオグリカン / ナノ粒子 / リポソーム / マラリア原虫 / VAR2CSA / 神経細胞 / PTPRsigma / 熱帯熱マラリア / 胎盤 / グリコサミノグリカン / 妊娠マラリア / 感染赤血球 / GAG受容体 / PTPRσ / コンドロチン硫酸 / マラリア / 糖鎖生物学 / 酵素合成ライブラリー |
研究成果の概要 |
コンドロイチン硫酸(CS)は神経損傷や病原体感染などの生体反応に関与している酸性多糖体である。本研究者は人工合成CS糖鎖ライブラリーを構築し,神経細胞受容体のPTPRsigmaやマラリア原虫産生タンパク質VAR2CSAなど各種CS結合分子との相互作用解析を行ってきた。本研究では新たにCSナノ粒子複合体(CS-リポソーム)を調製し,CS欠損細胞株の表面に発現させたこれらCS結合性分子との融合性解析をおこなった。マラリア感染症に関して,抗マラリア剤含有CS-リポソームを調製し,マラリア原虫感染赤血球をもちいたマラリア原虫に対する効果を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞表面の神経細胞受容体PTPRsigmaとCS-ナノ粒子複合体との相互作用解析により,CS糖鎖のクラスター効果によるPTPRsigma等のCS受容体のシグナル伝達系への研究展開が可能となる。 マラリア原虫産生タンパク質VAR2CSA産生細胞とCS-リポソームとの相互作用解析により胎盤マラリアの作用機序を見い出すことと,抗マラリア剤封入CS-リポソーム製剤を用いてマラリア感染赤血球培養系でマラリア原虫に対する効果を確認することで,新規な妊娠マラリア治療薬開発への基盤となる。
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