研究課題/領域番号 |
17K07372
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理学
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
板橋 岳志 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (20434384)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 細胞分裂 |
研究成果の概要 |
細胞内外で働く熱は、細胞分裂の正確さに関わる。ミトコンドリアは細胞内での熱産生源であり、卵子の老化に関わる細胞小器官である。本研究では、減数分裂期のミトコンドリアの熱産生動態と卵子の特性・品質との関係性を明らかにすることを試みた。クラゲの卵母細胞を用いて、減数分裂の際に、ミトコンドリア温度が上昇することが示唆された。また、熱動態を光学顕微鏡で計測した後、同一の卵母細胞においてミトコンドリアの量、分布、微細構造を三次元電子顕微鏡によって解析する実験系を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今、老化した卵子にミトコンドリア移植を行うという治療法が、1つの有効な不妊治療として注目されている。つまり、老化した卵子のミトコンドリアの性質を多面的に精査することが急務である。本研究は、光学顕微鏡による細胞温度計測と先端電子顕微鏡による微細構造解析という新たな観点から、減数分裂の失敗に起因する先天性疾患や不妊症を引き起こす卵細胞の特性・品質の解明と、その診断法開発に向けて新規な基盤を与えることが期待される。
|