研究課題/領域番号 |
17K07386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三間 穣治 大阪大学, 蛋白質研究所, 准教授 (30335301)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 膜交通 / 小胞輸送 / 膜融合 / 膜テザリング / Rab / SNARE / 低分子量Gタンパク質 / 細胞内膜交通 / 細胞内小胞輸送 / Small GTPase / 再構成 / プロテオリポソーム / メンブレントラフィック / Rab GTPase / small GTPase |
研究成果の概要 |
ヒトをはじめ全ての真核細胞は、時空間的に非常に厳密に制御された細胞内膜交通・小胞輸送により、細胞を構成する多種多様な物質を、細胞小器官オルガネラ群等へと精確に運搬・配置・分泌する。膜テザリングおよび膜融合は、膜交通・小胞輸送における主要な素反応であり、その場所選択性の決定に非常に重要な過程である。本研究課題では、Rab/SNARE再構成プロテオリポソーム実験系を駆使した生化学解析を精力的に展開し、ヒトRabタンパク質が駆動する膜テザリング反応および出芽酵母SNAREタンパク質が駆動する膜融合反応について、新たな分子レベルの仕組みを明らかにするとともに、新たな実験手法の開発も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト細胞を含め全ての真核細胞は複雑な内膜系をもち、多種多様な物質を、各オルガネラや細胞外へと選択的に運搬している。この時空間的に高度に制御された細胞内物質輸送は、細胞内膜交通・小胞輸送と称され、正常な細胞機能に必要不可欠である。さらに、膜交通の必須因子で、本課題で対象とするRabおよびSNAREタンパク質群は、近年、ガンや神経変性疾患など、様々な疾病・疾患の発症に関与することも報告されている。本課題では、世界初の独自開発したヒト Rab再構成プロテオリポソーム解析系をはじめ、再構成アプローチを駆使することで、独創的な基礎研究の成果を生み出している。
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