研究課題/領域番号 |
17K07393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
中村 暢宏 京都産業大学, 生命科学部, 教授 (50294955)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ゴルジ体 / 膜タンパク質 / タンパク質局在化 / 複合体形成 / 膜貫通タンパク質 / 複合体 / 局在化 / Yip domain family / タンパク質分解 / タンパク質複合体形成 / 複数回膜貫通タンパク質 / 小胞輸送 / 細胞・組織 / 蛋白質 / 生体分子 |
研究成果の概要 |
Rab1がGM130の2カ所に結合しY字型とI字型の構造変化に関わる可能性が示唆された。Rab1によってGM130の会合状態や膜結合状態の調節が起こる可能性がある。DSGを用いた架橋実験により,YIPF1が26kDa,66kDa,YIPF2は22kDa,YIPF6は17kDaのタンパク質と結合していた。一過性発現させたYIPF6はリソソームでは分解されず,ERAD経路で顕著に分解されていた。動物界を含むホロゾア系統では6種のYIPFが保存して存在することが明らかとなった。ホロゾアではヒトYIPFと同様3種のYIPF複合体が存在し,ゴルジ体の上流,中流,下流に分極して存在することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当初想定していたように,ゴルジ体の膜タンパク質とゴルジ体マトリックスタンパク質が相互作用し,ゴルジ体のタネ状構造を形成している可能性はさらに高まったと考えられる。残念ながら技術的な問題からゴルジ体のタネ状構造の存在を証明するには至らなかったが,本研究で得られた知見はゴルジ体の構造形成とタンパク質局在機構を解明するための基礎として大きな役割を果たすものと思われる。
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