研究課題/領域番号 |
17K07395
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大串 雅俊 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 准教授 (00462664)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ヒトES細胞 / 多能性 / 細胞間接着 / セマフォリン / ゲノム編集 / シグナル伝達 / ヒト多能性幹細胞 / 細胞間コミュニケーション |
研究成果の概要 |
本研究では、ヒトES細胞におけるセマフォリンシグナルの役割を解析するプラットフォームとして、Crispr-cas9システムを用いたconditionalノックアウト(KO)系の構築を試みた。 先行研究のストラテジーを適宜改良し、SEMA6A遺伝子の2ndエクソンをloxP配列で挟んだゲノム編集株を調製し、Cre発現プラスミドの導入によるSemaphrin-6Aのconditional KOに成功した。SEMA6A KOはヒトES細胞の維持培養に異常をきたすことを示唆するデータを得ており、引き続きこの実験系をベースとして、多能性幹細胞におけるセマフォリンシグナルの役割の解析を進める。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ES/iPS細胞を用いた新たな医療・創薬への期待を背景として、様々な細胞を分化誘導する研究が世界中で活発に行われている。しかしながら、それらの学術成果の実用化を見据えた場合、分化誘導手法の再現性、細胞株間での性質のばらつき、そして原材料である多能性幹細胞培養の不安定さ(頻繁な細胞死や自発分化)など、品質と汎用性を担保した大規模細胞調製を達成するための課題は山積している。幹細胞研究の成果を多くの国民に届けるために、セマフォリンシグナルを介した細胞間コミュニケーションの実体解明を進め、多能性幹細胞の高品質化を達成したい。
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