研究課題/領域番号 |
17K07400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東京大学 (2019) 国立研究開発法人理化学研究所 (2017-2018) |
研究代表者 |
池田 一穂 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (20642565)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 細胞内物質輸送 / メラノソーム / ゲノム編集技術 |
研究成果の概要 |
多くの細胞小器官や小胞は、微小管上とアクチン繊維上を双方向に輸送される。輸送を駆動する分子モーターの切り替えと細胞骨格の変化を伴った現象だが、制御機構の全容は明らかにされていない。本研究では、魚類・両生類のメラノソーム輸送系をモデルとして、分子モーターの局在制御と、輸送に寄与する分子モーター数の測定によりこの問題に迫った。その結果、分子モーターの実働数と小胞輸送制御機構の関連についての理解に貢献する成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞内物質輸送は細胞機能を支える主要な機構の一つである。細胞内物質輸送の機能低下は多くの疾病の原因となると考えられており、例えば神経細胞では様々な神経変性疾患を引き起こす。本研究は、細胞内物質輸送の分子機構を明らかにすることを目指したもので、小胞上において実際に輸送を担う分子モーター数の測定法を確立した。これにより小胞輸送の方向や速度、レールの乗り換え機構の解明に貢献した。本成果が今後の細胞内物質輸送関連の疾患・病態の理解につながることが期待される。
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