研究課題/領域番号 |
17K07401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
山崎 泰男 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (30308621)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | オルガネラ形成 / 微小酸性環境 / 酸性オルガネラ / 微小環境形成 / 血管内皮細胞 / VWF / 細胞内輸送 / 細胞極性 / 細胞・組織 / シグナル伝達 / 生体分子 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
血液は平時には流動性を保ちつつ、血管の損傷時などには直ちに凝固しうる。すなわち流動性と凝固能という一見対照的な特性を併せ持つことで、合理的な全身循環系を形成している。血管内皮細胞は血管の内腔を覆う一群の細胞である。止血因子von Willebrand因子は血管内皮細胞で産生される。合成されたVWFは、止血に備えるため血管内皮細胞内に適切に貯蔵される必要がある。本研究課題では、血管内皮細胞におけるvon Willebrand因子の貯蔵機構を明らかにすることを目的に研究を行った。その結果、細胞内の微小酸性環境を形成する因子が、その貯蔵に寄与することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
止血因子von Willebrand因子は止血反応に不可欠である。何らかの原因でvon Willebrand因子が機能しなくなると、von Willebrand病と呼ばれる血液凝固異常症を発症する。本研究の成果は、von Willebrand因子そのものが正常でも、その貯蔵機構に異常が生じるとvon Willebrand病になる可能性があることを示している。本研究課題により、これまで原因が不明であったvon Willebrand病の原因究明に貢献できる知見を得た。
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