研究課題/領域番号 |
17K07453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
鞆 達也 東京理科大学, 理学部第一部教養学科, 教授 (60300886)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | クロロフィル / 光化学系 / 光合成 / エネルギー移動 / 人工光合成 / 水分解 / エネルギー変換 / 電子移動 |
研究成果の概要 |
クロロフィルには多様性が存在するが、本研究ではクロロフィルdやfを結合した光化学系標品の機能解析を行った。クロロフィルdに関しては光化学系II反応中心標品の単離・精製を行うことができた。分光解析から個々のクロロフィルのサイトエネルギーの解明を行った。また、クロロフィルfをもつ光化学系IおよびIIの作成に成功し、光化学系Iに関してはクライオ電子顕微鏡解析により、個々のクロロフィルの結合位置を明らかにすることができた。これらの結果は光励起エネルギー移動機構がどのように制御されているかについて知見を与えたことになる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光合成によって得られるエネルギーはほぼ全ての生物のエネルギーの源である。光エネルギー変換を解き明かすことは、エネルギー問題の解明につながる。本研究ではクロロフィルfをもつ生物の光化学系Iの詳細な構造を明らかにすることで、低エネルギーを吸収するクロロフィルfから高エネルギーのクロロフィルaに向かってどのような位置関係にあるとエネルギー伝達が機能するかを述べることができた。
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