研究課題/領域番号 |
17K07454
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
鈴木 孝征 中部大学, 応用生物学部, 准教授 (50535797)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 植物 / 種子 / 遺伝子発現 / オレオシン / スプライシング / イントロン / AT-AC型イントロン / DROL1 / DIB1 / U12型スプライソソーム / U5 snRNA / シロイヌナズナ / 遺伝子発現制御 / 次世代型シーケンサー / RNA-Seq / 油脂合成 / 種子油脂合成 / 次世代シーケンサー |
研究成果の概要 |
シロイヌナズナのdrol1変異株は種子発芽後のオレオシンの遺伝子の発現抑制ができない変異株として単離された。その原因遺伝子はスプライシング因子をコードしていたことから網羅的なトランスクリプトームの解析を行った。その結果末端の塩基配列がAT-ACであるイントロンのスプライシングが特異的に抑制されていることがわかった。このことからAT-AC型イントロンを特異的にスプライシングするスプライソソームの存在が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究の結果シロイヌナズナのDROL1遺伝子は末端の塩基配列がAT-ACである極一部のイントロンのスプライシングに必要なものであることがわかった。イントロンのスプライシングはスプライソソームによって行われており、そのスプライソソームには2種類あることが知られている。しかし私たちの研究の結果、スプライソソームにはさらに細かい差を持つものがあることが示唆された。従来イントロンはその内部配列によって分けられ、それに応じたスプライソソームがあるとされていたが、この研究の結果からは末端の塩基配列もスプライソソームの選択性に影響を与えることが示唆された。
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