研究課題/領域番号 |
17K07460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
榊原 圭子 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 上級研究員 (20360555)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 二次代謝 / フラボノイド / 配糖化酵素 / 稔性 / 花粉 / 植物 |
研究成果の概要 |
主要な植物二次代謝産物の一つであるフラボノイドは、ペチュニアやトウモロコシでは花粉の稔性に関与し、欠損すると不稔(種子ができないこと)となる。我々は、ペチュニア花粉特異的フラボノイド合成の最終ステップに関わる配糖化酵素UGT79B31遺伝子を単離し、UGT79B31が、フラボノイド3位配糖体の2”位にグルコースを転移する酵素であることを明らかにした。UGT79B31は細胞内で細胞質に局在した。ペチュニアの各器官(葯、花弁、葉)に存在するフラボノイドの構造を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
花粉特異的フラボノイドの代謝系酵素遺伝子の同定は、種子形成能に及ぼすフラボノイドの作用メカニズムの解明の手掛かりとなり、将来的には園芸学的な応用展開が期待される。 現在、約9000種類のフラボノイドが報告されているが、これまで修飾様式を含めたフラボノイドの詳細構造とその機能の関連性が明らかにされているものはほとんどなく、その多様性の意義は不明であった。陸上植物に普遍的に存在するフラボノイドの詳細な構造とその代謝経路について、基礎的知見を積み上げることは、生態学的、形態学的に多様な植物の二次代謝産物生合成能力の獲得メカニズムの理解につながる。
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