研究課題/領域番号 |
17K07462
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
長里 千香子 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (00374710)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 細胞質分裂 / 褐藻類 / アクチン / 微小管 / 植物 |
研究成果の概要 |
本研究では、褐藻類の細胞質分裂に特徴的なプレート状アクチン構造の働きを明らかにする目的で、頂端分裂細胞を有するHalopteris congesta (クロガシラ目)を主な研究材料として、微小管とアクチンのライブイメージング、細胞質分裂阻害実験、細胞質分裂関連タンパク質候補の単離と局在解析に取り組んだ。その結果、そのプレート状アクチン構造の形成と形態維持には微小管との相互関係が必要であること、そして、隔膜形成への関与が確かめられる結果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、細胞質分裂における知見は、動物・酵母(オピストコンタ)、陸上植物(アーケプラスチダ)から得られたものであり、真核生物全体における細胞質分裂の共通性と多様性を理解するためには、褐藻類といった他の真核生物のグループからのアプローチも必要であるという点で学術的意義がある。また、細胞質分裂が正しく行われるかどうかは、その後の多細胞体制の構築、発生に重要な意味をもたらす。沿岸生態系を支える褐藻類の体の作り方を理解することは社会的意義のあるものだと考える。
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