研究課題/領域番号 |
17K07465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
松田 勝 宇都宮大学, バイオサイエンス教育研究センター, 教授 (20414013)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | メダカ / 性決定 / 性分化 / 性転換 / 性ホルモン / 生殖腺 |
研究成果の概要 |
本研究で用いた一つの遺伝子の欠損で性転換する遺伝子破壊メダカは、精巣特異的に発現する(働く)遺伝子の機能不全により、遺伝的雄の生殖腺は、発生初期には精巣方向に分化が進むものの途中で卵巣方向への分化へと切り替わる。本研究ではこの性分化の切り替え時に発現変動する遺伝子群を網羅的に解析するために、野生型の孵化稚魚と遺伝子変異をホモに持つ孵化稚魚に発現する遺伝子群を次世代シークエンサーを用いて網羅的に解析することで、正常な性分化や遺伝子欠損による性転換時に遺伝子発現の変動する遺伝子群を特定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの脊椎動物の性別は遺伝的に決められているものの、魚類では自然に性転換したり、人為的に性転換を誘導できる種が多い。ほ乳類では不可能な性分化途中での性転換の機構を生殖腺の可塑性の大きな魚類をモデルに解明していくことで、精巣や卵巣の形成・維持において、動物に共通な分子機構を明らかにするとともに、動物の性決定・性分化の共通性や普遍性の理解に大きく貢献することが期待できる。
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