研究課題/領域番号 |
17K07467
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
林 八寿子 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20228597)
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研究分担者 |
及川 和聡 京都大学, 工学研究科, 特定講師 (70508457)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リピッドボディ / シロイヌナズナ / マイクロボディ / ER / 子葉 / クラミドモナス / オートファジー / 貯蔵脂肪 / 子葉細胞 / chlamydomonas / 窒素飢餓 / オイルボディ / 電子顕微鏡 / ペルオキシソーム / グリオキシソーム / 免疫電子顕微鏡 / 緑藻 / 小胞体 / 細胞 / 植物 |
研究成果の概要 |
植物の子葉細胞内では、ペルオキシソームがリピッドボディと接触し、発芽後に必要なエネルギーが産出される。しかし、培地にショ糖が存在するとこの接触は減少し、貯蔵脂肪は減少しない。また、この時、小胞体がリピッドボディを取り囲むことで、ペルオキシソームの代謝速度を調節している可能性が示された。また、子葉の緑化により不要となった余剰な貯蔵脂肪は、ペルオキシソームの代謝だけでなく、それ以外の消失機構によっても減少することが示唆された。また、窒素飢餓で緑藻細胞内に蓄積したリピッドボディは、ペルオキシソームの代謝系ではなく、オートファジーなどが関与する機構によって分解されることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発芽後生育場所を変更できない植物にとっては、発芽後、光合成能を獲得するまでの生き残り戦略を有することは重要である。発芽しても光が得られず緑化が進行しない場合は、エネルギー源の消費速度を抑え、生存期間をできるだけ引き伸ばすことが必要であり、順調に光合成能が獲得された場合は、貯蔵脂肪を不用物として速やかに分解する機構の存在が必要である。本研究は、子葉細胞内において、これまでに知られていないリピッドボディの消失調節機構が存在する可能性を示した。本研究の結果は、将来的に地球の環境が大きく変化しても生き残ることができる植物の作出などにヒントを提供する可能性がある。
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