研究課題/領域番号 |
17K07470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
高橋 純夫 岡山大学, 自然科学研究科, 特命教授 (90144807)
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研究分担者 |
相澤 清香 岡山大学, 自然科学研究科, 助教 (90754375)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | Kallikrein 1 / エストロゲン / 子宮 / マウス / セリンプロテアーゼ / 細胞増殖 / インスリン様成長因子結合タンパク質 / プロモーター / AP-1 / 転写制御 / カリクレイン / エンハンサー / 遺伝子発現 / 受容体 / 遺伝子 / 酵素 / 細胞・組織 / 生殖 |
研究成果の概要 |
セリンプロテアーゼKallikrein 1(Klk1)はマウス子宮内膜上皮細胞や間質細胞に発現し,エストロゲンにより発現が高まり,分泌されることが分かった。エストロゲン受容体は,Klk1遺伝子のプロモーター領域内のエストロゲン応答領域もしくはAP1サイトに結合し,転写を促進することが分かった。細部外マトリックスに貯留されているIGFBP3が,放出されたKlk1によって分解され, 結合していたIGF1を遊離し,細胞増殖を促進することが示唆された。Klk1は,fibronectinやcollagen type IVも分解するので,子宮内膜の組織構造の改変に関わると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Klkは細胞増殖やガンの発症に関与することが推察されていたが,その関与の実態は不明であった。本研究により組織内でKlk1が分泌され,IGFBP3を分解し,IGF1作用を高めることが示され,KLKと細胞増殖をむすぶ機構を明らかにすることができた。Klkと発ガンの関係は依然不明であるが,エストロゲン受容体による制御機構が明らかになったので,本研究成果は,Klk1の転写制御機構とガン発症の関係を明らかにする端緒となるものと考えられる。
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