研究課題/領域番号 |
17K07476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
加藤 尚志 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (80350388)
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研究分担者 |
佐藤 圭 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 助手 (80779108)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アフリカツメガエル / ネッタイツメガエル / 血球 / 造血 / 血小板 / 血管内皮細胞 / 環境応答 / プロテオミクス / 造血因子 / 環境温度 / 両生類 / 環境ストレス / 細胞・組織 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
環境温度の変化に曝される動物や低体温症のヒト等において,末梢血球数が変動するがその機序は不明である。本研究では,低温曝露により汎血球減少症(赤血球,栓球,白血球の全てが減少する)を呈する無尾両生類アフリカツメガエル(Xenopus laevis)を解析対象に選び,造血系の環境温度応答を解析した。低温曝露により,赤血球は造血器である肝臓へ移行したのち,新生赤血球とともに血液循環への移行が抑制される。栓球は赤血球とは異なり,低温刺激によって,細胞骨格分子,Caイオン流出入,細胞間接着に関与する分子の変動が起こり,血管内皮細胞へ接着して循環数が減少することが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,寒冷下に起こる栓球の血管内皮細胞への接着は,ヒト血栓症で起こる不可逆的止血栓形成ではなく,復温すると可逆的に栓球が再び血液循環に戻る現象を解析した。この解析は,両生類の調節系理解の基礎科学的貢献のみならず,低体温症治療,超低体温手術等のヒト臨床の課題に接続する要素をもつ。また,アフリカツメガエルとネッタイツメガエルはゲノム解読が完了し,「非モデル動物のモデル化」の現代生物学の潮流の中で,魚類と哺乳類の間を繋ぐ新たなモデル動物となる。その点からも両生類ツメガエル・ナショナル・バイオリソースプロジェクト(NBRP)へ成果をフィードバックできる課題である。
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