研究課題/領域番号 |
17K07480
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
田中 暢明 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (20517924)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 高温耐性 / 摂食 / ショウジョウバエ / 神経科学 |
研究成果の概要 |
昆虫に限らず、多くの動物は季節の移行や日周に伴う温度変化に適応して生存している。我々は遺伝学的手法を容易に用いることができるキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)を用いて、そうした適応に重要な神経伝達物質やその神経伝達物質の調節を受ける食道下神経節の神経を同定し、どのようにして、キイロショウジョウバエが高温に適応しているのかを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物は、体内の代謝を調節することで、様々な温度環境に適応している。変温動物である昆虫も、体内の水分量や血糖値を巧みに制御することで、様々な温度環境で生存しているのだが、今回の研究で、そうした制御に関わる神経伝達物質や食道下神経節の神経を同定することができた。実は、類似の神経は、我々の用いたキイロショウジョウバエだけでなく、様々な昆虫に存在する。将来的には、種間でその神経の機能比較を行うことで、昆虫が様々な温度環境に適応してきた過程を解明できる可能性がある。
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