研究課題/領域番号 |
17K07574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
安部 淳 明治学院大学, 教養教育センター, 研究員 (70570076)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 精子経済理論 / 雌の複数回交尾 / 精子競争 / 性比 / 細胞内共生細菌 / メスの交尾回数 / オスの射精量 / 実効性比 / 寄生バチ / Melittobia / 繁殖戦略 / 分散 / 血縁度 / キタキチョウ / Neotrogla / 交尾行動 / 雌の多回交尾 / 性的対立 / クリサキテントウ / ゾウムシコガネコバチ / 精子優勢 / 精子経済 / 進化 / 昆虫 |
研究成果の概要 |
雄と雌の配偶戦略は精子の授受を介してお互いに影響しあって進化すると考えられる。これまでの理論研究はどちらかだけの性の配偶戦略を対象にしてきたが、「精子経済理論」ではこれらの進化を同時に解析した。本研究は、それらの共進化に大きな影響を与えると予測される個体群性比の違いに着目し、寄生バチ、テントウムシ、チョウの仲間を用いて実証的な検証実験を行った。さらに、本理論を婚姻贈呈がある場合に拡張する理論的解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は、精子の授受を介した雄と雌双方の配偶行動を同時に検討する点である。精子経済理論はこれらのインタラクションを扱うことにより、どちらか一方のみを対象にしてきた既存理論に対し、新たな予測を導くことができた。本研究は、実証面においても精子経済理論の枠組みに従い、精子の授受をとおした雌雄の配偶行動について検討することが重要であることを示した。さらに、実際の生物で確認された現象をモデルに還元し、理論をさらに発展させることもできた。
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