研究課題/領域番号 |
17K07588
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然人類学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
水野 文月 東邦大学, 医学部, 助教 (50735496)
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研究分担者 |
大橋 順 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (80301141)
熊谷 真彦 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 高度解析センター, 研究員 (80738716)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本人の起源 / 弥生時代 / 古人骨DNA / ミトコンドリアゲノム / 核ゲノム / SNP解析 / ゲノム分析 / 縄文時代 / 旧石器時代 / 人類学 / 古人骨 / 渡来系弥生人 |
研究成果の概要 |
列島日本人の成立を考えるためには、弥生時代人(渡来系弥生人)とはどのような人たちであったのかを明らかにすること、特に、ゲノム情報からその遺伝的多様性を明らかにすることは不可欠である。しかし、これまで限定的な報告しかない。そこで本研究では、大陸から渡来した人たちが最初に移住したと考えられている北部九州ならびに山口西部地域の弥生時代の複数の遺跡から出土した渡来系弥生人(古人骨)のミトコンドリアゲノムならびに核ゲノムの分析をおこない、渡来系弥生人の遺伝的特徴を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代日本人には多層性があり、その多層性は南方由来の在来系縄文人集団に渡来系弥生人集団が混合したためであると考えられている。弥生時代出土人骨は地域や時期によって異なる特徴があり、均質な集団ではなかったと考えられる。従って、大陸から渡来した人たちが最初に移住したと考えられている北部九州ならびに山口西部地域の渡来系弥生人の遺伝的背景を明らかにすることは、日本列島人の形成を考える上で意義は大きい。
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