研究課題/領域番号 |
17K07593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用人類学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
安部 恵代 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (90372771)
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研究分担者 |
有馬 和彦 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (30423635)
西村 貴孝 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (80713148)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 血管内皮細胞増殖因子 / 骨量 / 骨代謝マーカー / 生理的多型性 / 遺伝子多型 / 骨粗鬆症 / 骨代謝 / VEGF遺伝子多型 / 踵骨超音波法 |
研究成果の概要 |
本研究では、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)の骨への影響を明らかにするため、2017年に調査に参加した地域在住中高年男性611名、女性1111名を対象に、VEGF遺伝子多型と、骨量・骨代謝マーカーなどを調査した。解析の結果、交絡因子を調整後、女性ではVEGF -583C/T多型と骨量・骨代謝マーカーに関連は見られなかったが、70歳未満の男性において、TT群で骨形成マーカーが高い傾向があり、70歳以上の男性において、CC群で骨量が高い傾向が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
VEGF遺伝子多型は、女性では骨との関連は見られなかったが、男性において、Tアレルが骨に不利な影響を及ぼす可能性が示唆された。不明な点も多い男性の骨粗鬆症の病態生理の理解に寄与するものと考えられた。VEGF遺伝子多型と骨の関連をみた研究は、数少なく、日本ではまだない中、本研究はVEGF遺伝子多型と骨の関連の生理的多型性を、関連因子を考慮して検討したものであり、人類学的に意義がある。
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