研究課題/領域番号 |
17K07594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用人類学
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研究機関 | 城西国際大学 (2021-2022) 千葉大学 (2020) 千葉県立保健医療大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
竹内 弥彦 城西国際大学, 福祉総合学部, 教授 (80609917)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 高齢者 / ステッピング反応 / 頭部動揺 / 脊柱形態 / 脊柱可動域 / 頸部モーメント / 股関節屈曲角速度 / 頸部筋活動 / 股関節モーメント / 重心動揺 / 下肢関節間協調 / 頭部の立ち直り角度 / 片脚立位 / 支持基底面 / タンデム足位 / 立位姿勢制御 / バランス反応 / 頭部制御 |
研究成果の概要 |
側方向への補償的バランス反応における高齢者の頭部位置制御能について、外乱負荷時の側方へのステッピング動作時には、左右方向の頭部動揺量が高齢群で大きくなることを示した。加えて、頭部や体幹部重心の立ち直り角度および角速度では高齢者で有意に小さくなり、頸部の側屈モーメントとステップ脚股関節の屈曲角速度との間に有意な相関関係があることを明らかにした。また、高齢者の片脚立位時における身体各体節の質量中心動揺と骨盤・脊柱アライメントとの関連性について、骨盤部の重心動揺量と胸椎後弯角との間に有意な正の相関関係を認め、頭部重心の動揺量と骨盤傾斜角との間に有意な負の相関関係があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかとなった片脚立位姿勢や外乱負荷応答時のステッピング反応において、高齢者で頭部重心の動揺量増加つまり不安定性が増したことは高齢者の転倒予測を目的としたバランス評価において、頭部の不安定性に着目する学術的な意義を示したと考える。また、外乱負荷応答時の側方向ステッピング反応において、頭部や体幹部の立ち直り角度が高齢者で有意に小さくなることは、外乱負荷に対して頭部や体幹部を適切に立ち直らせる能力が高齢者で低下していること示しており、転倒予防を目的とした姿勢調節能の評価やトレーニングに応用が可能と考える。
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