研究課題/領域番号 |
17K07601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
松村 英生 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (40390885)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ニガウリ / 性決定 / 雌雄比率 / ゲノム / QTL / 栽培化 / リシークエンス / 全ゲノム配列 / 次世代シークエンス解析 / 雌花率 / 雌雄同株異花 / RAD-seq / 植物 / 育種学 |
研究成果の概要 |
ニガウリの生産、育種において重要な形質である雌性花率(雌雄比率)を制御するQTLの同定およびその解明を行うための染色体レベルでの全ゲノム配列解析を行なった。雌性型系統を母親としたF2集団のQTLマッピングの結果、3箇所の雌性花率QTLが見出され、そのうち一箇所は雌性型遺伝子座であると推定され、次にLOD値の高いQTLについては近傍マーカーで挟まれるゲノム配列およびその内部にある候補遺伝子を複数絞り込んだ。またニガウリゲノム配列を充実させるためPacBioシークエンスによる全ゲノム配列解析により11本の染色体レベルのゲノム配列を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本成果はニガウリの果実生産性に直接影響する雌性花率のQTLおよびそのマーカーを見出すことができたため、今後のニガウリ育種の効率化に大きく貢献が期待できる。またニガウリにおいて染色体レベルの全ゲノム配列を構築できたことから、他の形質に関する遺伝子、マーカーの同定にも寄与する。さらにニガウリ野生系統と栽培品種群における雌性花率QTL領域の解析から、さらにその栽培化や進化における意義の一部を見出すことができた。
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