研究課題/領域番号 |
17K07606
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
藤田 大輔 佐賀大学, 農学部, 准教授 (80721274)
|
研究分担者 |
松村 正哉 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, チーム長 (00370619)
真田 幸代 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, グループ長 (80533140)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | イネ / トビイロウンカ / 害虫抵抗性 / 抵抗性遺伝子 / 広域抵抗性 / 集積系統 / トビイロウンカ抵抗性 / ゲノムワイド連関解析 / 広域的な抵抗性 / Rad-seq |
研究成果の概要 |
インド・スリランカ原産の在来イネ品種は、トビイロウンカ抵抗性を保有する割合が高いことが知られている。本研究では、以下の3つに関して明らかにした。(1)スリランカ原産の品種が保有するトビイロウンカ抵抗性の遺伝的多様性、(2)スリランカ原産の品種を用いて、既報の遺伝子座に関する対立遺伝子間の差異、(3)広域的な抵抗性品種PTB33やRathu Heenatiが保有する一部の遺伝要因を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スリランカ在来品種におけるトビイロウンカ抵抗性を保有する品種や効果的な抵抗性遺伝子の情報が集約した。対立遺伝子間の抵抗性への効果の差異を明確にし、抵抗性を示す対立遺伝子を識別するDNAマーカーを開発することが可能となった。また、マーカー選抜育種により、広域的な地域においてトビイロウンカ強度抵抗性を示す栽培品種を作出するための基盤的な情報が得られた。トビイロウンカ広域抵抗性の遺伝要因を解明することで、将来的なアジア地域の生産の安定性に寄与する。
|