研究課題/領域番号 |
17K07619
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
渡邊 肇 秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授 (10292351)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 作物学 / 直播栽培 / イネ / ABA / 湿潤高温処理 / 植物ホルモン / アブシジン酸 / 出芽 |
研究成果の概要 |
直播栽培による水稲の省力・低コスト、高位安定生産を推進すべく、アブシジン酸と湿潤高温処理によるイネの中茎伸長について、細胞伸長に関わる遺伝子であるエクスパンシン遺伝子の発現の点から検討した結果、遺伝子発現と中茎伸長の経時変化をみるとエクスパンシン遺伝子の発現量の増加と中茎伸長には密接な関係があると考えられた。また、発現が増加した4種のエクスパンシン遺伝子は、遺伝子系統樹の中で近縁位置にあったことから、エクスパンシン遺伝子の類縁関係と中茎伸長の関係を検討した。 また、植物ホルモンと糖代謝について分析し、アブシジン酸とオーキシンが湿潤高温処理に高い効果を導くための要因となるとの知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、我が国の稲作が直面する社会的課題(TPP交渉への対応、農業従事者の高齢化、米消費量の減少、耕作放棄地の増加等)の解決法や方向性(省力・低コスト化による園芸作物との複合経営、米の多用途化、食料自給率の向上等)を提案し、国内外の食料の安定供給に社会的な貢献が期待できるものである。
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