研究課題/領域番号 |
17K07621
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
長菅 輝義 三重大学, 生物資源学研究科, 教授 (80515677)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | ダイズ / 草丈 / 茎長 / 乾物重 / 気温 / 地温 / 乾物 / 成長解析 / 茎葉 / 土壌水分 / 土耕 / 水耕 / 光合成速度 / 水ポテンシャル / 作物学 / 栽培 / 温度 |
研究成果の概要 |
大豆栽培の問題の一つである地上部過繁茂メカニズムを明らかにするため、気温・地温反応からダイズの栄養成長特性を解析した。はじめに、気温条件と地温条件を別々に制御する実験系を自作し、土耕栽培したダイズと礫耕栽培したダイズに対して同時に気温・地温処理した。その結果、気温・地温反応は栽培方法によっても若干異なったが、伸長成長の指標である草丈では気温処理によって大きく変化すること、重量成長の指標である全乾物重では逆に気温処理に伴う変化が小さいことが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国産大豆の需要は近年高まっており、収量の向上と安定生産の実現が強く望まれる。ダイズの成長メカニズムは極めて複雑であり、明確にされてない点が国産大豆栽培のボトルネックであった。本研究は、子実生産に悪影響を及ぼす要因の中でも地上部の過繁茂に着目し、そのメカニズムを温度反応の側面から解析した。 温度応答を地上部温度と地下部温度への応答に分離して評価した研究事例は極めて少なく、世界的に見ても貴重な基礎的知見を得ることができた。また、本研究で確認した栽培方法に伴う温度応答の変化は、ダイズの成長特性評価のボトルネックの一つとして注目された。
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