研究課題/領域番号 |
17K07634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
大脇 良成 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 研究領域長 (60355542)
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研究分担者 |
岡崎 圭毅 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 上級研究員 (40414750)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | エンドファイト / サツマイモ / 微生物 / 植物 |
研究成果の概要 |
サツマイモより分離したエンドファイト細菌の接種により、サツマイモ塊根の初期肥大が促進されることを明らかにした。この菌接種による塊根の初期肥大の促進は、地上部の生育促進を介してではなく、根への直接的な影響である可能性が示唆された。菌を接種した根では、ストレス応答、シグナル伝達、代謝等に関連する多様な遺伝子発現の増減が認められた。今後、これらの遺伝子応答の特徴を明らかにし、エンドファイト接種によるサツマイモの塊根肥大促進のメカニズムを明らかにする予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、植物生育促進作用を持つエンドファイトは、多数報告されてきた。しかし、これらの多くは根や茎の伸長促進作用を示すものであり、塊根の肥大を促進するエンドファイトは報告されていない。本研究で明らかになったエンドファイトの塊根肥大促進機能は、エンドファイトの新たな有用形質を示すものであり、微生物機能により塊根収量を増大させるための新たな技術開発の基礎が築かれるものと期待される。
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